フリーランスとして働くひとは、基本的には個人で国民年金を支払っています。
しかし、国民年金をコツコツ支払ったところで、受け取れる金額は1ヶ月6万ちょっとです。(当然少子化なのでそれ以下になる可能性も大)
老後に毎月6万以下で生活するなんて絶対イヤですよね…
(自分の孫に色々買ってあげられるおばあちゃんになるのが密かな夢)
そんな人の為に、フリーランスでも今から上乗せすることのできる4つの方法と、それぞれのメリット、デメリットを書いていきます。
フリーランスは厚生年金は加入できない
私が美容室に勤めていたときは、正社員でしたが厚生年金に入っていませんでした。
しかし、美容師の労働条件も年々良くならざるを得なくなっているために、厚生年金に加入出来るサロンはどんどん増えています。
厚生年金がよくわからない人は下のリンクを御覧ください。
厚生年金に加入できないフリーランスのために、厚生年金代わりの上乗せシステムがあるのです。
1,付加年金
月額400円支払うことで、老齢年金に加算して年額200円×加入月数を受給できるもの
メリット
- 全額所得控除になる
- 受給3年目からはプラス
- 老齢基礎年金の繰下げ支給を受けると付加年金も増額
- 金額的には67歳前に亡くなると損、67歳以上生きれば得
デメリット
- 年金制度が続いているかわからない
- 国民年金基金との併用ができない
- 老齢基礎年金の受給開始前に亡くなると全く支給されない
- 老齢基礎年金の受給開始後2年以内に亡くなると損する
その他詳しくは公式サイトへ
2,国民年金基金
複数のプランと口数を選択して、月額最大68,000円まで掛けることできるものです。
メリット
- 全額所得控除になる
- 基本的に運用や経済状況によって受取金額が変わらない
- 終身年金
- 万一のときは遺族一時金が支給される
デメリット
- 国民年金基金自体が続いているかわからない
- 付加年金と同時に加入できない
- 60歳まで引き出せない
- 物価が上昇しても支給額は変わらない
詳しくは公式サイトを御覧ください
3,確定拠出年金(iDeCo)
自分で運用先を決め、その運用によって資金が増えるのも減るのも自己責任の制度
掛け金は5000円から1000円単位で任意に設定できる。
メリット
- 全額所得控除
- 運用で得た利益は税金がかからない
- 年金のように破綻リスクがない
デメリット
- 60歳まで引き出せない
- 資産が減ってしまう可能性もある
- 手数料がかかる
詳しくは公式サイトへ
4,小規模企業共済
年金とは少し異なりますが、小規模企業共済というものもあります。
個人事業主が事業を廃止した場合、積み立てた掛金に応じて共済金を退職金のように受け取れる制度。
掛金は月々1,000円~70,000円(500円単位)から選択でき、加入期間が長ければ長いほど得
メリット
- 全額控除される
- 資金繰りに困った時にお金が借りられる
- 3年以上の加入で掛け金より多い共済金を受け取れる
- 受け取り時も税金の優遇が受けられる
デメリット
- 1年未満の解約は掛け捨てに
- 20年以内の任意解約で元本割れする
- 任意解約での受け取りは税金の優遇が受けられない
- 掛金を減額した分は運用されず放置される
詳しくは公式サイトへ
まとめ
フリーランスは国民年金の上乗せとなる厚生年金に加入できないので、他の上乗せをするとより安心。
- 付加年金
- 国民年金基金
- 確定拠出年金(iDeCo)
- 小規模企業共済
の4種類。
それぞれにメリットやデメリットがあるので、資料請求などして自分に一番合った方法を選択してみましょう。
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