「正社員が安定。それが常識。」
という幻想をまだ抱いていませんか?
その幻想は時代遅れかもしれません。
きちんと自分の人生と向き合うためにも、
「正社員美容師のリスク」を考えてみました。
大手サロン=安心ではない
2017年に倒産した「HAIR DIMENSION(ヘアディメンション)」が記憶に新しい人も多いはず。
「HAIR DIMENSION」といえば40年以上の歴史を持つ老舗サロンで、
カリスマ美容師ブームとなったきっかけのサロンとしても有名店中の有名店です。
表参道駅にはいつも立派な看板が出ていたこともあり、私も若い頃憧れていました。
そんなサロンが倒産するだなんて…一体誰が予想したでしょうか。
それもそのはず。こんなデータが出ています。
1年以内に閉店が60%、3年以内に閉店が90%、10年以内に閉店は95%以上、なんと20年続けられるサロンは0.3%、30年以上営業を続けられるサロンはなんと0.02%
美容業界だけではありません。
東芝やコカ・コーラ、みずほ銀行etc…
様々な業界で「安定」と言われていた企業が人員削減する時代になってきているのです。
「収入源が会社だけ」というリスク=会社がなくなれば収入が0ということです。
時間を搾取される
誰もが限られている「時間」という一番大切なもの。
正社員であれば一日8時間×5=40時間(美容師ではありえないでしょうが)
+残業、その他雑務、通勤時間を含めると
あなたの人生の時間を会社だけに捧げている人は多いのではないでしょうか。
普通に考えて働きすぎなのですが、周りがそうだから自分もそうだと麻痺しているのです。
- 家族といたくてもお店が忙しくて休めない…
- 人手不足だから激務でも仕方ない…
- どんなに暇でも掃除しかすることない…
- 行きたくない飲み会、練習会に付き合わなければいけない…
- 給料の為にやりたくない事もやらなければいけない…
そんな美容師さんを沢山見てきました。
人生の時間はあっという間です「自分がやりたいこと、叶えたいこと、生きる意味」
真剣に向き合って、考えて、自分の時間を会社に捧げるのか判断するべきです。
精神的負担が大きい
繁忙期や人手不足になると、どうしても休暇希望をだしにくいのが正社員の辛いところ。
そのために好きなこと、行きたいイベント、やりたいことを我慢して我慢して我慢して…
働き続けた結果、自分でも気づかぬうちに大きなストレスになる人も少なくないです。
我慢というストレスは、正社員である以上ほぼ抜け出すことはできないことです。
フリーになればいいの?
正社員にリスクがあるとはいえ、当然フリーランスにもリスクはあります。
なので一概に「100%フリーランスがいい!」
というわけでもなければ、正社員が悪いわけでもありません。
自分の判断で、何を最重視するのか考えていくのが一番です。
まとめ
正社員のリスクは
- 大手サロン=安心ではない
- 時間を搾取される
- 精神的負担が大きい
とはいえ、誰もが皆フリーランスになるべきでもない。
自分がどう生きていきたいのか、後悔しない生き方はなんなのか
きちんと考えていきたいですね。
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