眠らない街とも言われている六本木。
先日仕事の間に中途半端な空き時間が出来た私は、wi-fiも電源も使える「電源カフェ」を探していました。
土地柄的ににそういうお店は多いのですが、以前から気になっていたメルセデスカフェに行くことにしました。
そう、あのメルセデス・ベンツがやってるカフェです。
なんだか高級そう…と思ってしまいがちですが、意外と安いという噂を聞きつけ行って参りました。
今回メルセデスカフェに行ったことで、メルセデスのマーケティング手法について非常に学べる事が多く、これは美容師さんでも真似できる上手いやり方だなぁー!と思ったので早速書いていこうと思います。
ベンツなんて興味ない
「メルセデスカフェに行くなんて、ベンツ好きかよ」と思う方もいるかもしれませんが…
私は全く興味ありません。むしろ、「ベンツ乗ってる人ダサい」くらいの勢いでした。謎の偏見すみません。
それくらい私はベンツに興味がなかったのですが…目的地に一番近かった電源カフェという理由だけで入ってみました。
電源とコーヒー目的で入店
出典:https://www.tenpodesign.com/work/detail/19036
「コーヒー1杯3000円とかだったらどうしよう」なんて思いながら恐る恐る入店。
幸い500円以内だったので、ホッとしながらも注文し、席につきました。
残念ながら電源が利用できる席は限られていたので、使えず。
しかしなんとも開放的で洗練された空間。。定員さんもお店の雰囲気も言うまでもなく素晴らしかったです。
美しいラテアートにベンツサンド。味も文句なし。
客層が…
まずお店の質はお客さんの質で大体わかります。周りを見渡してみると…
「六本木風IT系」な人(なんじゃそれ)そして「外国人」が多かったです。
どの方も清潔感、品格がありファストフードにはいない客層。
「エネルギーの高い人が集まる場所」というイメージで、とても居心地良く過ごすことが出来ました。
ホテルのカフェと同じで、いいモノを提供すれば、お客様は必然的に質の良い客層が集まるものですね。
なんだか奥に色々…気になる
コーヒーを飲み終えてのんびりしていた私。
カフェの奥にベンツがドーンと展示されているのですが、、それ以外に雑貨もちょこちょこ。
気になって見に行って見ると…なんかカッコイイ。
しかもベビー用品まである。おしゃぶりまで!!メルセデスのおしゃぶり…凄いw
定員さんもグイグイ系ではなく「よかったらカタログどうぞ」と笑顔でサラッと渡してくださり…
なんだかメルセデスワールドに引き込まれていきました。
なんかカッコイイかもしれない。
ベンツのにわかファンになっていた
これまで、ベンツに対して何故かあまりいいイメージのなかった私。
しかし、コーヒーを飲みに行った事がきっかけで、メルセデスの世界観を感じ、客層の良さを実感し、「なんかカッコイイかも」というイメージにチェンジしていたのです。
これって結構凄いことじゃないか?!と思ったわけです。
マーケティング方法
ここで、メルセデスのマーケティング手法を考えてみると…
車に興味のない女性⇒オシャレな店でコーヒを飲む⇒ベンツかっこいいじゃん
という私の体験談が、メルセデスのマーケティング手法にまんまとハマっていました。
以下引用
「カフェやレストランなどに興味のある30代、40代の女性とメルセデス・ベンツをつなぐ場として、メルセデス・ベンツ コネクションをオープンしました。自動車にご興味のある方は、販売店に足を運んでいただけますが、それ以外のお客様に対し、メルセデスらしいオシャレな環境を提供することにより、メルセデス・ベンツに興味のなかった方にも気軽に足を運んでもらい、将来的にメルセデス・ベンツの購入に結び付けるのが狙いです」(Mercedes-Benz Connection チーフマネージャー 廣澤臣哉氏)
美容師にあてはめてみる
このマーケティング手法は、美容師にも当てはめる事ができますよね。
「自分という商品を知ってもらうためのきっかけ」をなんでもいいので作ることが出来れば、「あ、この人なんかいいじゃん、髪切ってもらおうかなー」と思っていただけるという単純な事です。
具体例で言うと、最近はインスタに独自の世界観を上げている人。仮にそれがヘアスタイルではなくても、「この人センスいいなー!あ、美容師さんだったんだ!センスいいからお願いしてみよう!」と思われたり、
美容室で、美容以外の様々なイベントを開催して、たまたまそのサロンの世界観が気に入って顧客になったという方もいらっしゃいます。
「自分×何か」をとりあえずやってみる事で、ひょんなことから新規顧客がファンになって下さるのではないかと思いました。
まとめ
メルセデスカフェは、車に興味のない女性をターゲットにしてオシャレなカフェで来店のきっかけを作り、世界観を感じさせることでイメージアップ。
いつかベンツを買ってくれるかもしれないお客さんを増やすというマーケティング手法で、車に興味のない人にベンツを知ってもらうきっかけを作った。
美容師も「自分」という商品のファンになってもらう為の世界観をつくり、「なんかいいかも」というイメージアップをすることで、お客さんになって下さる人を作ることが充分可能。
こんな風に普段行かないような色々なお店に行ってみると沢山学べる事があります。色々なアンテナを張り巡らせて、日々過ごしてみると何か面白い発見があるかもしれません♪
コメント