美容師なら知っておかなければまずいシスチン結合。
なんとなくはわかっているけど…あくまでも「なんとなく」という人が多いのではないでしょうか。(私です)
美容師国家試験でよーく勉強したのですが、忘れている人もいるのではないかと思うので、今回はシスチン結合についてと、「SS結合」や「ジスルフィド結合」との違いについてまとめてみました。
シスチン結合とは?
簡単に言うと…
パーマをかけるときに一旦切断(還元)する毛髪内部の結合の名称
ですね。
ちょっと難しく言うと、
アミノ酸のシステイン分子が2個つながったもので、システインの含まれる硫黄原子同士が結びついている
図で説明するとこんな感じ。懐かしい〜。
出典:http://www.demi.nicca.co.jp/salonsupport/beauty3_detail_01.html
髪の毛の結合=シスチン結合という訳ではなく、
他に、イオン結合、ペプチド結合、水素結合というものもあります。
それらの種類や強さはこちらの図を参照にどうぞ。
すんごいわかりやすい。
出典:http://www.demi.nicca.co.jp/salonsupport/beauty1_detail_16.html
勉強した気がするけど、完全に忘れています私。
そして、シスチン結合のなかにも更に「S1」「S2」「S3」という種類があるようで…
ちょっと頭が痛くなったので、気になる方は下記サイトを御覧ください。
「SS結合」と「ジスルフィド結合」との違い
シスチン結語を調べていると、「SS結合」やら「ジスルフィド結合」やらという用語も出てきます。しかも違いがよく分からないので調べてみると、どうやらどれも同じのようです。
因みにSS結合の名前の由来は
硫黄(Sulfur)のS。それがくっついているのでSS。(多分)
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%B3
ジスルフィド結合の名前の由来は、
科学用語で「2つ」を表す「ジ」(参照ページ)と、
二価の硫黄が2個の有機基で置換された有機化合物の「スルフィド」
『2つ(ジ)の硫黄(Sulfur)が連なる結合』→「ジスルフィド結合」
という感じです。
関連本
まとめ
シスチン結合とは、パーマをかける時に一旦切断(還元)する毛髪内部の結合の一種。
毛髪の結合は、シスチン結合以外に「イオン結合」「水素結合」「ペプチド結合」がある。
「SS結合」と「ジスルフィド結合」はシスチン結合と同じ意味。
お客様との会話でここまで詳しくお話する事はないにせよ…^^;
美容師として最低限復讐しておきたいですね。
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