毛髪供養祭って何?実施地域や特徴など調べてみた

毛髪供養祭って何?実施地域や特徴など調べてみた

先日地方でテレビを見ていたら

「本日、毛髪供養祭が行われました」というニュースが耳に入ってきました。

 

これまで美容に携わってきて、そんな行事聞いたことなかったので…^^;

気になって調べてみると、どうやら特定の地域だけの事らしいのです。

 

ということは、私のように知らない美容師さんも多いのではないかと思ったので、

今回は「毛髪供養祭」の事について書いていこうと思います。

毛髪供養祭とは?

その名の通り「毛髪を供養する祭典」なのですが、

実際のお客様の髪を供養するところもあれば、

ウィッグをそのまま供養するところもあるようで、地域によって特色があるようです。

 

それぞれの地域ごとに調べてみました。

山口県

出典:http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2017/1205/9p.html

 

山口県の供養祭は、下関市の亀山八幡宮で開催されます。

 

県理容生活衛生同業組合の組合員や関係者らが参列し、

組合加盟店で切られたお客様の髪と玉串を奉納するようです。

 

式典では、約50万人の頭髪を奉納するそうで…(゚д゚)

お客さまの健康とご多幸を祈った後に、記念碑を参拝するという流れ。

 

記念碑ってなんだろう?と思い調べてみると、

亀山八幡宮は、なんと床屋(とこや)の呼び名の発祥地なんだそうです!

 

由来は、鎌倉時代に京都から来た武士が、下関で髪結いの技術を学んで店を開き、

店の床の間に立派な祭壇があったことから、人々が「床の間のある店」「床場」「床屋」と呼ぶようになったと伝えられています。

 

気になる記念碑はこちら

出典:http://www.riyo.or.jp/zenriren/coffeebreak/coffeebreak_27.html

「これを撫でると禿げない」的な事があるのかもしれませんね(妄想)

大分県

出典:http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2018/01/16/JD0056527469

 

大分県の毛髪供養祭はなんと美容学校(明日香美容文化専門学校)

大分県では実習で使用した髪の毛に感謝しようと、2月の美容師国家試験を前に毎年実施されているそうです。

 

自分の毛を抜いて供養してもらう人もw

ちょっと面白い。

出典:http://s.maho.jp/blog/b30c88ebabc9fced/575557400402/

 

おそらく美容学校での実施は大分県だけのようですが。

もしほかの美容学校でもやってるよーとご存知でしたら情報頂けると幸いです。

 

愛知県

愛知県では、毎年9月4日(クシの日)に大須観音で「髪供養」という名で同じような事を行っているという事がわかりました。

 

こちらでは髪の毛ではなく、コーム、ブラシ、はさみ、ウィッグなど…

美容師として使用する道具の供養をされているそうです。

そして、美容師さんだけではなく、一般の人も参加可能です。

 

実際の映像はこちら

ウィッグはちょっと不気味ですね^^;

北海道

出典:https://cutsalon-tanaka.on.omisenomikata.jp/diary/415710

北海道では小樽市の住吉神社で『器具毛髪供養祭』という名前で行われています。

年に一度、切った髪の毛や歯がかけて使えなくなった櫛などを供養しています。

供養祭の後は、新年交礼会をされるということで、1月に開催されているようです。

 

広島県

出典:http://www.hiroshima-riyo.or.jp/file/times_shibu201011.htm

広島では、御建神社場所で、『髪供養祭』というものが行われています。

髪の毛とお客様に対する感謝の思いを強くする式ということですが、

ついでに家内安全、身体健康、交通安全、世界平和、金融安定、理美容開の発展、宝くじで1等3億円が当たりますように、北川景子のような彼女ができますように・・・等々ついでのほうが多い気がしますが、お祈りしておきました。

と書かれていた方もいたので、なんでもありなのかな(笑)

 

奈良県

出典:https://www.jalan.net/event/evt_202055/

奈良県では毎年6月葛城市の當麻寺で、『髪供養会』というものが行われています。

髪を供養し、心身健全と諸願成就を祈る祈願祭です。

 

参拝者は自身の髪を少し切って、小さく切った半紙に包んでおき、法要で、その半紙を髪塚に収めるという流れ。

由来はこちら⇓

髪供養の由来は今から1250年近く昔にさかのぼります。

藤原家の郎女・中将姫(ちゅうじょうひめ)が、観音様の導きによって當麻寺へ入山、天平法宇7年(763年)6月15日、髪を剃り落として「法如」の名を授かり、尼僧になりました。

その翌日、その剃り落とした髪で、阿弥陀三尊の梵字を刺繍して、観音様と阿弥陀如来への感謝を表現しました。

髪供養は、その故事に基づいて、髪に感謝を込めて供養し、心身の健康など諸願成就を願う祈願祭なのです。

引用:https://plaza.rakuten.co.jp/hitorijaws/diary/200706160001/

 

まとめ

毛髪供養祭は、全国にあるわけではなく地方特有の行事。

山口県、大分県、愛知県、北海道、広島県、奈良県で行われている。

髪や道具に感謝する行事で、呼び名は様々。

 

髪の毛を供養するという発想がなかった私は驚きました。

美容師として、髪の毛や道具だけではなく、

自分の周りの全ての人、モノ、コトに感謝する気持ちを忘れないように日々を過ごしていきたいですね^^

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